なぜ、賃金格差が生じるのか?

根本的な問題として、経営者の考え方が挙げられる。
共に働く従業員、更に言えば、地域で暮らす人々の所得を本気で上げようと考え、必要な行動を起こしている経営者が、どのぐらいいるのかということだ。
その意識の低さは、秋田県における労働生産性の低さに表れている。日銀秋田のレポートによれば、技術進歩などを映す「全要素生産性」の寄与度が全国平均を下回っているという。
新たな取り組みや事業に挑戦せず、地域内で生産性の低い企業同士が縮小する市場を奪い合ってる状態では、高い賃金を従業員に払えるはずがない。
生産性向上の余地はある
しかし、逆に言えば、まだまだ生産性向上の余地があるということだ。全ては、経営者次第である。
仕事の進め方の改善、地域外から受注する仕組みづくり、今までにない技術や設備の導入、ITやAI・ロボットの活用など、可能性は残されている。
実際に秋田県内においても、事業継承後に後継者が生産性を飛躍的に向上させた事例もある。