日本酒の現状と山形の成長
□出典:日本酒をめぐる状況(平成28年3月22日 農林水産省)
日本酒造組合中央会の調査によると、日本酒全体の国内出荷量は15年ほどで大幅に減少している。
ただし、その中でも吟醸酒・純米酒などの「特定名称酒」の出荷量は、堅調に推移している。
消費者の志向が、量よりも質へと変化を見せているという。
ここで注目すべき存在が、山形県だ。
□出典:東北地域における日本酒テロワールの可能性について(山形県工業技術センター)
グラフが示すように、山形県は「特定名称酒」に力を入れている。(青森・宮城・石川・静岡・福井・山口などでも同様の傾向が見られる。)
□出典:東北地域における日本酒テロワールの可能性について(山形県工業技術センター)
また、東北6県で比較すると、山形県は純米吟醸酒の製造量で成長が顕著に見られる。そして、量だけではない。その質も評価されているのだ。
海外評価も高い「山形の日本酒」
全米日本酒歓評会では、2008年〜2014年の過去7年間、「金賞受賞の日本酒の数」が最も多い都道府県として、山形県は評価を受けている。
今回の認定を受け、「GI山形」のますますの成長に期待したい。
地域産業の要は「人材育成」
2016年12月22日に山形県酒造組合が行なった記者会見で、次のようなコメントが出ている。
組合の和田多聞相談役は「杜氏(とうじ)もいない県だったが、県内の酒蔵が協力して人材育成、技術向上に努めた人的要素が大きかった」と振り返った。
□出典:日本経済新聞
地域をつくっているのは人であり、地域の未来をつくっていくのも人である。地域産業を活性化するためには、「人材育成」こそ要となる。