何か社会に貢献したいけれども、その「何か」が見つからない人に必要なのは、その「passion」から生まれる「行動」に身を置くこと。そうすれば「何か」が見える。Francis Ngai氏からのメッセージとヒーローを生み出す仕組みと役割についてうかがいました。
Passionがあれば必ず「イノベーション」は見えてくる
何かイノベーションを起こしたい、自分も何か社会に貢献することをしたいと思っていても、その「何か」が明確にならず、どうすればいいのかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
Francis Ngai氏は「Passion」が大事だと言います。
「何かしたいのであれば、そのPassionを行動に移しましょう。本を読むこともできるでしょう。webにもたくさんの情報もあるでしょう。左脳的に情報をどんどん入れていって下さい。
そして、右脳的には、何か問題を感じているのであればそこに行ってみましょう。社会的企業を訪問したりして学ぶこともできるでしょう。一人暮らしの高齢者のことが気になるならば、その現場に行って高齢者に会いに行って、話しましょう。貧困の問題があるならその場所に行きましょう。
自分が考える社会的問題に対して行動してみましょう。右脳と左脳を使って、情熱的に活動することによって、絶対見えるはずです。」
思っていても何もしないのは、外から見れば何も考えていないことと同じ。何か思ったことを行動に移すことが、思ったことを具体化していく近道といえます。
「毎日毎秒、この瞬間にもソーシャルな問題が起こっています。そう思うと毎朝一番のバスでオフィスに来てしまいます。そして最終のバスまで必死に仕事をしています。」と笑いながらFrancis Ngai氏は言います。まさにPassionのままに、社会をchangeすることへまっしぐらな姿勢は、行動することの大切さを我々に訴えてくれているのではないでしょうか。
ロビンの存在がBATMANというヒーローを生む
「SVHKはプラットフォームです。私たちが主役ではありません。私の好きな映画『BAT MAN』に例えると、私たちSVHKはバットマンではない。私たちはアシスタントのロビンです。アシスタントが支えて、バットマンをヒーローにすることが私たちの役割なのです。」とFrancis Ngai氏はSVHKは主役でない、と言い切ります。いろんなヒーローを生み出す役割に徹するのだというのです。
今までと同じことをしていては、新しい社会は実現しない。しかし、新しいことをするためには誰もが心細く、その道が正しいのか、迷うときもある。 BAT MANも悩めるヒーローであった。しかし、ロビンのようなアシスタントがいて、ヒーローとなり、強力なコンビとなった。
SVHKのような共に歩み、支えてくれる力強いアシスタントがいてくれれば、今後も次々と社会を変革する「BAT MAN」が生まれるに違いない。