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起業家人財の育成で東北復興。クラウドファンディングに挑戦する意義

起業家人財の育成で東北復興。クラウドファンディングに挑戦する意義

    CATEGORY: AREA:宮城県

PR for Tohoku写真:MACHI LOG 東北編集長 高橋

東日本大震災から6年。

2011年3月11日午後2時46分、私は東京の渋谷駅にいました。電車に乗ろうと改札に入る寸前、大きな揺れを感じました。

急いで外に出ると、地面はトランポリンのように歪み、駅の上から壁か何かが落ちてきました。秋田・宮城にいる家族が心配でたまりませんでした。

多くの尊い命と大切なものを失った東日本大震災から、今日で6年の月日が経ちます。

真の東北復興と起業家人財

震災直後、私には何もできませんでした。

秋田で経営する会社は、それ以前から続く不況による苦しい状態でした。義援金や物資を送ることはできても、物流機能の停止による東京のクライアントへの対応や復旧などで、社員を守るため自分の会社を継続させることで精一杯でした。

自分の無力さを痛感し、自分の使命を本気で考えるようになりました。

東北人の1人として生きる

秋田が好きで、秋田県人であることを誇りに思っていましたが、震災を機に自分が東北人の1人であることを強く認識するようになりました。

秋田県における震災被害は少なく、死者は誰もいません。そんな自分が、東北復興を語ることに引け目や罪悪感を感じる時期もありました。

変えてくれた東北の起業家仲間

□画面キャプチャ:EO Tohoku

それを変えてくれたのは、現在私も所属する「EO Tohoku」という起業家コミュニティを当時立ち上げようとしていた東北の起業家仲間です。

被災地出身の起業家が、私に言ってくれた言葉を今でも覚えています。

「そんなこと考えなくていい。同じ東北出身の起業家として、真の東北復興を一緒に実現しよう。震災前に戻すのではなく、私たちで震災前よりも元気な東北をつくっていこう。」

私は、強い覚悟をもって、自分のできることをしようと決意しました。

>> 起業家コミュニティをつくる