10年後、売上30億円を目指す
東北地方における上場企業数は、60社弱。これは、2015年末における日本の上場企業数3,626社に対して、わずか約1.5%という数字である。
その中でも、更なる成長を遂げようと事業拡大を目指す企業はある。
山形の上場企業、日東ベスト株式会社
□画面キャプチャ:日東ベスト
山形県のほぼ中央に位置し、サクランボの産地として知られる寒河江市。そこに本社を置くのが、日東ベスト株式会社である。
業務用冷凍食品や缶詰の製造・販売を主たる事業とし、東証ジャスダックに上場している。
日東ベストは、双日株式会社(本社:東京都千代田区)・双日食料株式会社(本社:東京都港区)と共同で、ベトナムに「ジャパン・ベスト・フーズ」という新会社を設立。
10年後の売上30億円を目指し、ベトナムにおける「日配惣菜の製造販売」及び「畜肉原料の加工製造販売事業」を2017年3月から開始する。
おにぎり・弁当などを中心に海外展開
新会社では、おにぎり、弁当、寿司、サンドイッチ、サラダ、麺類などを中心に、ベトナムでの展開を見据えている。
昨今、ベトナムでは経済成長による消費者の購買力向上に伴い、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった近代的な小売業態が発展しつつある一方、日配惣菜製造業における技術革新は遅れており、小売業態を含む食品関連市場のさらなる発展に向けた整備が急がれています。
□出典:プレスリリース(日東ベスト)
イオングループのミニストップベトナム向けに日配惣菜の製造販売を開始し、その後のイオン系小売店への展開に向け、動き出そうとしている。
国内初のコンビーフ缶詰を開発
日東ベストは、国内初のコンビーフ缶詰を開発した会社でもある。
ベトナム現地民の暮らしをより豊かにするため、日本の素晴らしい技術やノウハウを活かし、新たな挑戦を続ける企業の取り組みを応援したい。
□企業Webサイト:日東ベスト
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