塩竈の日本酒三蔵に聞く
阿部勘酒造店

日本酒を飲む人が、以前は50代以上の飲み物のイメージだったのが、30~40代に下がってきているイメージ、飲まれている方の世代交代を感じる。東日本大震災で支援してくれたことがきっかけで、飲んでくださるようになった方もいるそうです。
一ノ蔵

戦時中、宮城県では1ヶ所(仙台・勝山酒造)に酒造りが統制集約されてしまったが、当時、塩竈市にあった「勝来酒造」は「勝ちが来る」という意味で、酒造りを許されていたそう。
浦霞(佐浦)

毎年が酒造り一年生。(毎年、造りの工程等を工夫しているため。)
地元へのこだわりの一つに、塩竈市で唯一の水田がある浦戸諸島(寒風沢島)の「寒風沢米(流通していない米)」を使っている。
「酒造り」と「まちづくり」
今回の酒蔵取材を通して、塩竈が日本酒のまちであることだけでなく、「まちづくり」と「酒造り」に共通点を感じました。
酒造りの責任者である杜氏と蔵人たちは、信頼関係で結ばれています。杜氏が、蔵人の健康面だけでなくメンタル面や労働環境も考えながら、酒造りに情熱を注いでいるそうです。
三蔵のうち、ある蔵元のパンフレットに書かれていた言葉:『「蔵人の和=横のつながり」をまとめあげていくのが杜氏の役目だと語る』。
蔵人の和≒まちの個々の店の和、横のつながり≒店と店(点と点)同士をつなげて(線で結び、信頼関係をつくって)まち全体がまとまっていく(面にする)。それは塩竈だけでなく、全国のまちづくりにも共通していると感じました。
「酒造り×まちづくり」は、塩竈のこれからの注目ポイントかもしれません。
そんな魅力的で、静かに情熱を持った杜氏・蔵人のいる、宮城県塩竈市へ、是非足を運んでみませんか?
きっと素敵な発見や新しいつながり、笑顔に出逢えると想います。
取材日:2016年11月
寄稿(取材/撮影):佐藤知圭子塩竈に生まれ育ち〇十年の、塩竈在住記者。 旅行・珈琲・写真・アンティーク家具・デニム・日本酒・歌うのが大好き! 現在は会社員をしながら、地元塩竈のまちづくりチーム(GAMA Lab(ガマ ラボ))で活動中。 個人では、☆throughからstayへ☆をテーマに、地元「塩竈」を泊まりたくなる町へ、そして人が集まる場を構想中。