日本三大美林、秋田杉
日本の国土面積の約2/3を占めるとされている森林。その中で、日本三大美林と呼ばれるものとして、青森県の青森ヒバ、長野県の木曽檜、そして、秋田県の秋田杉があります。
そんな秋田杉を有する秋田県で、若い林業の人財育成塾が開講され初めての卒業生を送り出そうとしています。
秋田で若い林業の人財育成塾
平成28年7月1日時点で、秋田県の高齢化率(総人口に占める満65歳以上の方の割合)は34.6%。これは、全国一の高齢化率となっています。
様々な業界で人財不足の危機が叫ばれる秋田県において、秋田杉を有する林業も例外ではありません。約60年前に比べて、林業就業者は1/7ほどに減っているそうです。
その流れを受け、秋田県は2015年に東北地方で初となる林業における人財育成の場として、「秋田林業大学校」を開設しました。
新たに18人の人財を業界へ
2017年の春、その人財育成の場から巣立ち、林業で働く若い人たちが生まれようとしています。
1学年の研修生の定員は18人。2年間のカリキュラムで、木の伐採機械の使い方や木質バイオマス技術などを学ぶ。(中略)同校によると、今年3月に卒業予定の1期生18人は、全員が県内の森林組合や木材関連の企業への就職が決まった。
□出典:毎日新聞
今後は、2015年に開校した経験やノウハウを活かし、どのようにプログラムの質を高め、実際のビジネスの世界で活躍できる人財を育てられるかが鍵になります。