外国人旅行者のために無料Wi-Fi整備
「宮城でフリーWi-Fi拡大中」を記事でご紹介したばかりだが、より大きな範囲で、訪日外国人旅行者のために無料Wi-Fiを整備する動きがある。
東北6県と新潟県に対して、1万6000カ所のネットインフラが構築されようとしている。
東北で1万カ所超の無料Wi-Fi
平成28年1月12日に総務省・観光庁が発表した「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」によると、旅行中に困ったこととして「無料公衆無線LAN環境」が46.6%で最も多い。
そんな訪日外国人旅行者に対応すべく、東北の自治体や企業などの組織されている東北観光推進機構が、NTT東日本・NTTブロードバンドプラットフォームと連携して、公衆無線LAN(Wi-Fi)によるネット環境を構築しようとしている。
NTT東日本・NTTブロードバンドプラットフォームが全国で既に整備している「JAPAN Wi-Fi」というWi-Fi環境がある。
東北6県と新潟県においても1万5000カ所で既に整備が完了しており、こちらに新たに1000カ所を追加した計1万6000カ所を「TOHOKU JAPAN Free Wi-Fi」としてサービス提供することになる。
インバウンド誘客を更に促進
このようなネット環境を整備する上で、訪日外国人旅行者の満足度はもちろんだが、そこから取得できるデータは東北にとって貴重な情報となる。
ワイファイ利用者の履歴から観光客の足取りを分析し、集客力の高い観光ルートの開拓などに活用。自治体の観光情報も提供し、誘客増につなげる。
□出典:日本経済新聞
このような情報を活用しながら、価値の高い情報を地域から発信し、インバウンド誘客の更なる促進を目指す。