19年間連続で、自殺率日本一となっていた秋田県。その数は、確実に減少しています。
ついに、記録が残る1979年以降で最少の自殺者数となりました。
秋田の自殺者数、過去最少に
背景には、自殺対策NPO代表・佐藤久男さんの存在があったといいます。
秋田県内の2016年の自殺者数は、前年比15人減の263人で過去最少。しかし、全世代の中で40代が唯一増加し、16人増の39人。
佐藤理事長は「40代は職場での立場の変化や失職などにより、引きこもりやうつ病を誘発しやすい」と指摘。
□出典:河北新報
減少しているとは言え、200人以上の人が自殺しており、引き続き、地域全体で取り組む必要があります。
自殺の原因は、健康問題
2016年の結果を見ると、自殺の原因としては、経済・生活問題が34件であるのに対して、健康問題が118件と最多。
秋田県の場合、食生活を見直すことで、健康面はかなり改善できる余地があると言えます。
医療機関、行政機関、地域団体などが相互に連携しながら、地域全体で課題解決に臨む姿勢が大切です。