京都府南丹市主催が主催する「南丹ローカルベンチャースクール」が始まっています。
このスクールは、かやぶきの家屋が残り、懐かしい日本の原風景が広がる観光地としても知られている「かやぶきの里」のほど近くにある「道の駅 美山ふれあい広場」の新商品開発を行うために始まりました。
地域資源を活かした商品開発に取り組む
南丹ローカルベンチャースクールの発端となっているのは、「道の駅 美山ふれあい広場」に、新商品・新サービスを用いて、より多くの方々に魅力を伝え、訪れていただく人を増やすことにあります。
駅長が語る歴史と未来
講座ではまず、駅長を務める小島和幸さんより道の駅の歴史と、未来に向けての取り組みが説明されました。
ツーリングのライダーや観光客はもちろん、地域住民にも訴求できるような商品開発・サービス開発が求められています
と語ります。
見て触れて考える、現場主義の講座
南丹ローカルベンチャースクールの主任講師を務めるのは、地域プロデューサーの齋藤潤一さんです。全国各地で地域の仕事づくりに携わる齋藤さんから、地域づくりに求められる視点が語られました。
今日学んでほしいことは、2つです。「現場主義」と「顧客視点」のふたつです。マーケティングは、この2つのことを覚えていれば大丈夫です
机上の空論ではなく、実際に現場を訪れて見てみることの重要性、そして自分たちが作りたいものを作るのではなく、顧客がほしいものを作ることの必要性が語られます。
実際に現場でインタビューを実施!
「現場主義」の名の通り、講座ではまず実際に道の駅を訪れ、売れ筋商品や店舗の品揃をリサーチしていきます。
乳製品が売れていることや、顧客単価など、誰に何を届けるのかという視点から現場責任者の方にお話をうかがいます。
自分たちで買ってみる
顧客視点を養うためには、実際に顧客になってみるのが一番ということで、昼食は道の駅で購入します。
その上で、なぜ自分はこのお弁当を選んだのかの理由を探し、新商品・サービス開発に何が必要かを明らかにしていきます。