日本の暮れ、年越しそば。
2016年も残り僅か。大晦日と言えば、縁起を担いで食べる「年越しそば」。日本人としては大切な文化の1つで、そばは全国で作られています。
秋田県には、手打ちそばを作っている農家さんがいます。
農家が手打ちで作る地元そば
秋田県の北部に位置し、世界遺産・白神山地の近く、青森県との県境にある大館市。比内地鶏の本場としても有名です。
そんな大館市の中山地区という場所に「中山そば」という特産があります。
地元の農家さんによって、今も受け継がれている地元の手打ちそばです。
ヤマノイモを使った手打ちそば
□画面キャプチャ:あきた北農業協同組合
「中山そば」は、つなぎに「ヤマノイモ」を使用します。
大館市産のそば粉に、つなぎとして特産のヤマノイモを加える。そば粉10、つなぎ2の割合で打つ「外二」の二八そばで、風味と喉越しの良さが特徴だ。
□出典:河北新報オンラインニュース
中山地区では明治以前から戦前まで、そばの栽培が盛んでした。
稲作の普及と共に一度は消えかけた文化ですが、その後、守ろうという動きがあり、今でも年末になると約3万食を市内のスーパーなどに出荷しているそうです。
秋田には、衰退しかかった文化を守り続けようとしている人たちがいます。