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商店街をクラウドファンディングで活性化。二人の起業家の挑戦

商店街をクラウドファンディングで活性化。二人の起業家の挑戦

    CATEGORY: AREA:宮崎県

PR for Miyazaki2016年、宮崎県に進出した地域xクラウドファンディングを運営するFAAVO。

その総合責任者の齋藤隆太さんと地域プロデューサーの齋藤潤一さん。

2014年には、当時、クラウドファンディング金額でも、全国トップクラスの「飫肥杉の世界展開プロジェクト」でガイアの夜明け、ヤフーニュースや雑誌などで紹介。世間を沸かせた。

その2人の齋藤さんが、今度は、宮崎県の商店街「若草通」の活性化に挑む。

14年ぶりのUターン。悔しい。悲しい


今回クラウドファンディングを活用してチャレンジするのは、FAAVOが宮崎で入居する「若草通」が舞台。

若草通の入口の看板に落書きを消すことが目的だ。

齋藤隆太さんは、若草通で、この落書きをみつけて、いてもたってもいられなくなり、若草通アーケードを管理する若草通振興組合に、落書きを消す提案をし、許可を得た。

そして、自身が運営を務めるFAAVOで、クラウドファンディングを活用して、落書きを消すプロジェクトを起案。

プロジェクトは、若草通振興組合と共に進行。募った資金は、商店街のために有効に活用するそうだ。

落書きを消す。ではなく「地域の誇り」を取り戻す。


今回のプロジェクトが、ただ「落書きを消す」ことが目的ではない。

齋藤さんは、このプロジェクトを行うことで、若草通がもう一度活気を取り戻すきっかけになればと願っている。

郊外にイオンができる前は、流行の発信地”だった”若草通。宮崎のまちの玄関口の若草通は、懐かしい思い出の場所と変わってしまった。

14年ぶりにUターンして、若草通の入口がこんなことになっていて、寂しい悔しい思いが行動へとかきたてたそうだ。

地域住民と一緒に、商店街を、活性化へ


今回のプロジェクトは、落書きを消すことではない。

町の事をジブンゴトとして考えて多くの人が、今の若草通に関わるきっかけをつくる事がねらいだ。

若草通を見てほしい。

見に来てほしい。

気にしてほしい。

この取り組みを通じて、一人でも多くの人が宮崎の中心市街地を見直し、まちを自分ごと化してほしい。

先人たちから学びながら、新しい風を吹かせ、後進につなぐ挑戦だ。

時代の伝道師として活動するスマホ世代の若者たち

実は、この落書きが描かれたのは、二度目だそうだ。一対一のイタチごっこでは再発の可能性がある。

だからこそ、クラウドファンディングを活用して、市民が、若草通ファンとしての、監視役として地域をデザインしてく

クラウドファンディングは、 2月27日〜3月末まで実施。春先には多くの人々がまた、きれいになった若草通の看板をみることができる可能性がある。

今夏は若草通のファンを増やすためのリターン品も製作。クラウドファンディングを活用した、商店街活性化、地域づくりが本格的に動き出す。

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