歴史に名を残す人物の両親がどのような人だったのかは気になるもの。江戸幕府の初代征夷大将軍であり、長きにわたって続いた江戸時代を築いた徳川家康の母「於大の方 (おだいのかた)」についてまとめてみました。
兄によって離れ離れになった家康と母
於大の方は14歳のときに岡崎城主である松平広忠に嫁ぎ、翌年には家康を産んでいます。しかしながら3歳にならない家康を残して別の城主に嫁ぐことに。
この背景には、家督を継いだ兄・水野信元が松平の主君である今川氏と絶縁して織田氏に従ったことがあったようです。これによって於大の方は離縁されてしまい、実家に返されることになりました。
その3年後には兄の意向などで阿古居城の城主・久松俊勝のもとへと嫁いでいます。