地域に暮らしながら、外にニュースを届ける
全国紙(新聞)やキー局(テレビ)などが発信する地域(ローカル)の情報は、一度東京に集約された後に、全国へ発信されます。そのため、全国に届けられる情報の「ローカル枠」は狭き門。
また、ウェブメディアにおいても、東京に拠点を置きながら地方を取材するライターやフリージャーナリストがまだまだ多いでしょう。
結果、地域発の情報が不足し、必要とする人たちにほとんど届いていません。
そのような状況を変えたいと考え、日本初の「ローカルジャーナリスト(地域に暮らしながら、外にニュースを届ける人)」となった田中輝美さん。
新聞記者として15年の経験を積まれた後、フリーに転身され、故郷・島根県に暮らしながら地域の情報を発信し続けています。
そんな田中さんが講師を務められた「東北の魅力を外に発信する人材育成講座(主催:日本ジャーナリスト教育センター)」に参加してきました。
地方から情報発信する人材に求められる3つのこと
2016年11月19日に秋田県横手市の増田地区で開催された講座のテーマは、『地域の魅力を再発見するには』。当日は、横手市内・秋田県内だけでなく遠くは宮城県から、様々な職業の人たちが30名ほど参加しました。
今回は、その講演とワークショップで学んだ「地方から情報発信する人材に求められる3つのこと」を共有します。
1:視点を変える
2:読者を考える
3:本質を伝える
それぞれについて、詳しくお伝えします。