2016年4月14日に発生した熊本県と大分県を中心とする一連の地震は、多くの被害をもたらしました。
現在でも断続的な余震が続く中で、復興に向けた取り組みや、熊本を応援する取り組みが数多く実施されています。
今、熊本に必要なことは何かということを知りたいと、地域プロデューサーの齋藤潤一さんが被災地を訪れました。
直接ふれあえる動物園
熊本地震でも特に大きな被害を受けた地域のひとつが、阿蘇地方です。
阿蘇の観光地のひとつとなっているのが、動物園の「阿蘇カドリー・ドミニオン」です。
広大な敷地を有し、約100種500頭羽の様々な動物たちとふれあうことができる動物園です。
震災の影響で客足が減少
阿蘇地方の地震による被害で最も大きなもののひとつはは、阿蘇大橋の崩落でしょう。
阿蘇大橋を経由するルートが、最も一般的なルートだったために、観光客を始め、多くの人の動きが、震災前と比べ減少しているといいます。
その影響は、カドリー・ドミニオンにも訪れています。
全盛期は年間40万人の来場者数を誇っていました。直近、震災以前では年間約20万人の来園者数を維持しておりましたが、震災によりこれを大幅に下回っているのが現状で、ここからどのように来園者数を積み上げるかが最も大きな課題です。
と語るのは、営業・宣伝マネージャーを務める北山元さんです。
地域に根ざす動物園が目指すべき姿とは?
今、阿蘇カドリー・ドミニオンは変化を迎えているといいます。
地域に根ざす動物園として、どのような成長戦略を描くのか。
対談から見えてくる地域ビジネスでファンを集める方法とは。