5月5日は、こどもの日。
祝日法2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とされています。子どもは、地域にとって未来そのものです。
そんな「こどもの日」のシンボルと言えば、こいのぼりです。
120匹のこいのぼり、熊本へ。宮城・神戸の想い
こいのぼりが、過去に被災した宮城・神戸の人々と、熊本地震で被災された人々を繋げました。
熊本地震で避難所となっている熊本市内の小中学校に2日、子供を勇気づけようと、東日本大震災の被災地の宮城県内から120匹の「こいのぼり」が届いた。橋渡し役となったのは、両親が阪神大震災で被災するなどした神戸市の学生。
□出典:産経WEST
この活動には、東日本大震災が発生した際、宮城県で支援活動を行った神戸出身者が関わっています。
こいのぼりが宮城県の被災者に与えたもの
神戸市にある流通科学大では、東日本大震災が起きた後に宮城県南三陸町で支援活動を行っていました。
その時に、現地へこいのぼりを送ったところ、「勇気づけられた」という声を頂いたそうです。
熊本地震後、熊本市内でボランティア活動を通じて、現地の子どもたちを元気にしたいと考え、東日本大震災の経験が活かされました。
宮城・神戸の想いが、熊本へ届く
まずは、宮城県内で使われなくなったこいのぼりを集めて、神戸市内に届けてもらったそうです。
そして、こいのぼりに、神戸の小学生・中学生が熊本地震で被災された人々への応援メッセージを書きました。
それが、現地で多くの人を元気付けています。
阪神大震災で受けた恩
今回の活動の橋渡し役を担った神戸の大学生は、次のように語ったそうです。
「生きているのは、阪神大震災で被災した両親を支えてくれた全国の皆さんのおかげ。みんな恩を感じており、熊本が一日でも早く復興することを願っていると伝えたかった」
□出典:産経WEST
感謝の想いは次の支援を生み、それに対する新たな感謝の想いが、社会を変える力になると改めて感じました。