お節料理にかかかせない伊達巻。伊達政宗と伊達巻ってつながりがある!?
厚焼き玉子を巻いたものが伊達巻
すり身に卵と砂糖を混ぜて焼き、巻いて棒状にしたものが伊達巻。「の巻」や「トラ巻」という別名もあります。
焦げ目がその見た目を引き立たせる伊達巻ですが、巻かずそのままの状態のものは「厚焼き」と呼ばれています。
伊達政宗が好きだった料理? 伊達政宗と「伊達巻」の関係
一説には伊達政宗が好んで食べた厚焼き玉子料理が「伊達巻」に関係していると言われています。
ヒラメの肉に卵を混ぜて焼いた「平玉子焼」という厚焼きを伊達政宗が好んで食し、いつしかこれは「伊達焼」と呼ばれるように。
これを巻いたものを「伊達巻」と呼ぶようになったのだそうです。
厚焼き卵などの寿司具トップメーカーである株式会社せんにちでは、伊達政宗の命日である5月24日を「伊達巻の日」として制定しています。
参照元:一般社団法人 日本記念日協会
別名を「カステラかまぼこ」伊達巻はお洒落な食べ物?
伊達巻は別名「カステラかまぼこ」とも呼ばれています。
カステラかまぼこは、江戸時代に長崎に伝来した料理。見た目は一般に知られる伊達巻とは異なりますが、現在でも沖縄ではお祝いごとにかかせない一品として親しまれています。
このカステラかまぼこが江戸に伝わったとき、見た目が伊達もの (洒落たひとたち) が着ていたドテラに似ていたことから「伊達巻」と呼ばれるようになったという説もあるそうです。
参照元:紀文アカデミー 練り物 伊達巻