「瀬戸内サーカスファクトリー」という団体をご存知ですか。
香川県を拠点に活動する、日本初の現代サーカスの発信基地です。
香川県から、日本初の試みが始まろうとしています。
現代サーカスは新しい芸術ジャンル
「現代サーカス」とは、なかなか聞き慣れない言葉かもしれません。
一般的な「サーカス」のイメージとは少し異なります。
発祥は、1970年台のフランス。
演劇やダンスや美術など、あらゆるアートを取り込んだ総合芸術です。
ストーリーがあり、楽器の生演奏があり、その中ですごい技が展開されるというふうに考えるとわかりやすいかもしれません。
こちらの動画でイメージを掴んでみてください。
日仏共同制作の公演を7月に実施
日本ではやっと最近になって少しずつ知られるようになった現代サーカスなのですが、課題も多くあります。
現状では、滞在制作施設もサーカス器具も、経済的支援も、ツアーできる仕組みも日本には存在しないのです。
そこで、瀬戸内サーカスファクトリーは、長期的な展望に基づく計画を実行することにしました。
将来的には、アーティストたちが「創作しながら生きられるしくみ」を確立するために、まずは拠点づくりからスタートです。
具体的には、クラウドファンディングで資金を調達し、本格的な空中パフォーマンスの練習・公演ができる本格的サーカス器具の制作を行うというものです。
そして7月に、その器具も活用し、日仏共同制作の公演を実施するというプロジェクトが進んでいます。
10年後の香川を豊かな魅力的な街にしたい!
この試みは、単なる拠点づくりでは終わりません。
文化は「創作」なくして生まれない!また、地方だからこそ「創作」ができるのです!
という言葉で表明されているように、瀬戸内の美しい自然、豊かな文化からアーティストにインスピレーションを与え、優れた作品が生み出される場にしたいという思いと、それがビジネス的に成立する場にしたいという思いが、このプロジェクトには込められています。
地域とアートの関係は、各地で様々な試みが展開されていますが、現代サーカスにまつまるものは日本で香川県だけ。
地域発の未来づくりを応援していませんか?