兵庫県は、コウノトリと共に生きるまちづくりを掲げて、様々な政策を行っています。
コウノトリの保護と、野生復帰に向けた取り組みに注目している方も多いのではないでしょうか。
今回、兵庫県がユニークなふるさと納税の活用を開始するとして話題になっています。
コウノトリの野生復帰に向けた取り組みの資金に
コウノトリの野生復帰に向けて取り組みを続けているのが兵庫県教育委員会です。
運営する飼育施設設備などの財源としてふるさと納税を募るとことが決まりました。
1年間の目標金額は300万円で、広く野生復帰に向けた取り組みに活用されるとしています。
返礼品は「命名権」
今回のふるさと納税の返礼品で話題になっているのが、「命名権」です。
30万円以上の寄付者を対象に、県立コウノトリの郷公園で飼育するコウノトリの命名権を譲るというものです。
今後、放鳥予定となっている10羽が対象。
命名者には、3つの特典も用意されています。
1. 体重など生育情報をメールで定期連絡
2. 放鳥式に招待
3. 放鳥後、愛好家らから寄せられた飛来情報を連絡
名付けの親として、放鳥後もコウノトリを追いかけることができるというわけです。
公共性の高い取り組みに親和性が高いふるさと納税
今回のように、ふるさと納税の仕組みを活用し、公共性の高い取り組みへの活動資金を集める動きは、今後ますます増えることが予想されます。
返礼品だけでなく、寄付したお金がどのように活用されるかも注目し、継続的に関心をもつことが地域を盛り上げることの一助にもなると思われます。