2月16日は “寒天の日”。寒天ブームのきっかけとなったテレビの全国放送が行われた日を記念日とし、長野県の茅野商工会議所などが制定しました。
江戸時代から続く寒天づくり
長野県に寒天づくりが伝わったのは1830年ごろの江戸時代。
関西に出稼ぎに出た小林粂左衛門が寒天の製法を持ち帰りこの地に普及させ、今では全国1位の出荷量、シェア75%以上を誇るまでとなりました。
長野県諏訪地方でつくられているのは、冬の低温を活かして凍結・乾燥によってつくられる天然の角寒天。地元では、おもてなし料理や行事会、祝い食などでも食されています。
参照元:茅野市ホームページ
寒天のまちの市民が協力「寒天の効果検証」
長野県諏訪地方の中でも、とくに寒天づくりがさかんな茅野(ちの)市では、2007年に茅野市民60人を対象とした「寒天の効果検証」が実施されました。
コレステロール値の高い方(薬の飲用なし)60名に4ヶ月間、週5日で寒天を食べ続けてもらった上で、毎月血液検査を行い寒天の効果がどのように影響するのかを調査。
結果、高コレステロールや血糖値の改善に効果があることが実証されました。毎日食べることで中性脂肪などにも効果があるそうです。
参照元:寒天本舗
さすが全国1位! 駅前にあるガラスの寒天モニュメント
茅野市の茅野駅西口には、角寒天をイメージしたガラス製のモニュメントが2008年に建てられました。
30センチ角のガラス製の角寒天が、高さ2.5メートルにわたり積み上げられた3本のモニュメントは、発光装置もついており、夜には光をともす造り。
ぱっと見ただけでは寒天のオブジェだと気付かない人もいるようです。
参照元:全国郷土紙連合 2008年7月5日の記事