石川県白山市の老舗酒造に密着した映画が製作されているのをご存知ですか。
監督を務めているのは、アメリカ人のエリック・シライ氏です。
『The Birth of Sake』(酒の誕生)というタイトルで海外公開されており、高い評価を得ているといいます。
金沢21世紀美術館シアターで初の上映会
The Birth of Saké from erik shirai on Vimeo.
映画の舞台となっているのは、地酒「手取川」を醸造する1870年(明治3年)創業の吉田酒造店です。
酒造りに黙々と取り組む職人と、酒造の伝統的な家屋や、四季折々を感じられる豊かな自然を映し出しています。
上映は、金沢21世紀美術館シアターで1月30日と31日の複数回行うのみで、その他の上映は未定。
既に申し込みが殺到する程の人気だと言います。
実現を後押ししたのは地元有志
実は、『The Birth of Sake』は、アメリカの3つの国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞など計4つの賞を受賞している国際的にも注目されている映画です。
その事実を知った石川県内の有志が、「石川サポーターズ」というグループを作り、上映に向けて動き出したことが今回の上映会のきっかけです。
酒造への関心を高めるきっかけに
近年は海外での日本酒ブームもあり、知名度を上げている日本酒。
合わせて、このような酒造を主人公にした映画の公開は追い風であるといえるでしょう。
このチャンスに、体験ツアーなど観光での新しい魅力を訴求して、新しいファンを獲得していくことが大事ですね。