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2016年秋の移転が決定している東京の築地市場。
最後となる「初競り」が行われ、青森県大間港で水揚げされたクロマグロが1400万円の最高値を付けました。
最高値となったのは、200キロのクロマグロです。
競り落としたのは、すしチェーン店「すしざんまい」を展開する株式会社喜代村。
最高値での落札は5年連続となりました。
過去には1億超えも!
今回の最高値である1400万円は、例年と比べると相場観はどのようなものでしょうか。
2008年からの最高額と、水揚げされたマグロの重量をまとめました。
2008年:607万円(276キロ)
2009年:963万円(128キロ)
2010年:1628万円(233キロ)
2011年:3249万円(342キロ)
2012年:5649万円(269キロ)
2013年:1億5540万円(222キロ)
2014年:736万円(230キロ)
2015年:451万円(180キロ)
一覧を見てみると、2009年より高騰を始め、2013年の1億超えをピークに落ち着いたと見ることができそうです。
ちなみに、2013年の1億超えについては、”「すしざんまい」の広告宣伝費”とも言われており、「テレビCMを打ったほうが効果的なのでは」という意見も出たほど。
次回は豊洲での開催
築地市場の老朽化と手狭になったことが理由により、2016年11月に豊洲市場に移転します。
豊洲市場は、他市場への転配送施設を設置するなど、首都圏のハブ機能を確立したり、高度な衛生管理によるより安全、安心の市場になるなど、まちづくりにも配慮した開発計画となっており、豊洲一帯のさらなる盛り上がりも期待されています。
来年は、豊洲市場での初めて開催される初競りとなることもあり、盛り上がることが予想されます。
今年が見納めとなる築地市場。
なくなる前に一度は訪れてみたいスポットでもあります。