福岡県は、2016年度に、県産の高級いちご「あまおう」のアメリカへの輸出に向けた環境づくりを始めます。
あまおうは既に、香港やシンガポールなどアジア市場への輸出が既に行われていますが、ニューヨーク進出でさらなるブランド確立することが狙いです。
背景にあるのはTPP
背景にあるのは環太平洋経済連携協定(TPP)です。
TPPにより関税が撤廃され、海外作物が今まで以上に国内に流入することが予想され、これに対抗し県内の農家の競争力を高める狙いがあります。
そこで既にアジア市場で人気となっているあまおうを牽引役にし、県内の生産者に働きかけるというわけです。
アジアでも贈答用に人気
あまおうは、国内のいちごの販売単価で最高価格。
大ぶりな粒と糖度の高さから、アジア市場でも高級いちごとされ、贈答品で用いられることも多くなっています。
日本から輸出されるいちごの半分は「あまおう」が占めていますが、まだアメリカにはほとんど出回っておらず、これからに期待がかかります。