12月も半ばを過ぎ、スキーシーズンが到来しました。
スキーが観光産業の中でも重要な位置を占める長野県で、スキー場が悲鳴をあげています。
原因は、暖冬による雪不足。
14日時点で今季開業できたのは、県内の全85施設の内、19施設にとどまっています。
安全祈願の場でも十分な雪なく
開業している19施設といっても、全面滑走が可能なスキー場はまだありません。
ゲレンデコンディションの関係で、開業後に営業を停止するスキー場もあるといいます。
12日には、戸隠スキー場で安全祈願が行われたが、そこかしこで土が露出する中での開催となりました。
原因は、南米ペルー沖の海面水温が上昇するエルニーニョ現象の影響です。
全国的に、冬型の気圧配置が緩んだことで、本確定な冬の到来が遅くなっていると考えられています。
スキー王国の復活へ向けてPR
長野県は、「スキー王国」復活を目標に、今季の県内スキー利用者目標を715万人に設定し、県内外のPRに力を入れています。
そんな中で、出鼻をくじかれるようなかたちになってしましました。
朗報としては、12月後半に降雪の予報があること。
多くのスキー場が待ちわびている”恵みの雪”が降ることを期待したいですね。