徳島県のソウルフードといえば、何でしょうか。
敢えて今回は、「フィッシュカツ」と「竹ちくわ」と言わせてください。
この2つは、徳島のソウルフードとして徳島県民に愛されています。
カツといえばコレ!
フィッシュカツは、徳島県の小松島発祥の食べ物です。
魚肉に唐辛子やカレー粉などの香辛料を入れすり身にし薄く伸ばしてパン粉をまぶして揚げたもので、大きさは20センチ。
もちもちとした中身と衣の食感が癖になります。
そのまま食べたり、トースターで温めたり、好みにあわせて調理します。
ご飯のおかずに、カツカレーに、サンドウィッチの具材に、といろいろなメニューに利用できる万能食材として利用されています。
ちくわには、竹がないと物足りない?!
徳島県では、竹にちくわが巻きつけられた竹ちくわが販売されています。
平安時代末期の源平合戦の頃、小松島市の漁夫たちが海岸でとれたての小魚の身をすりあわせ竹に巻きつけて食べたのがはじまりだと言われています。
竹を持って、豪快にちくわにかぶりつくのが徳島流。
すだちを絞って食べてもいいですね。
海の恵みとたぬきの町 小松島市
徳島県の東部に位置する小松島市は、紀伊水道に面し、ハモやクルマエビなどを中心に、数多くの魚介類が水揚げされています。
港では朝市が一般向けに開放され、竹ちくわやフィッシュカツなどの水産加工品が豊富に並びます。
また、小松島市は、たぬきの町としても知られ、様々な場所にたぬきの石像が設置されています。
たぬきのポストにたぬきの郵便局など、JR南小松島駅周辺を散策すると多くのたぬきたちに出会えます。
思い出すと食べたくなる徳島県民が愛する「フィッシュカツ」と「竹ちくわ」。
もし、初めて食べるのなら、朝市を訪れ、小松島市の空気も一緒に味わってほしいと思います。