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0からの観光づくりへの挑戦 – 鹿児島県/長島町

0からの観光づくりへの挑戦 – 鹿児島県/長島町

    CATEGORY:観光 AREA:鹿児島県

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鹿児島県長島町が、「地域おこし協力隊」を活用して観光づくりに挑戦します。

リーダーシップをとっているのは、29歳という若さで副町長に就任した井上貴至氏です。

長島町の挑戦に注目です。

農業と漁業の町が0から観光産業をつくる

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長島町は、鹿児島県の北西部に位置しており、長島本島ほか大小の島々からなる町です。

島だからと侮ってはいけません。

自然エネルギーも食糧自給率も100%を超え、出生率が2.0という高さを誇る町です。

特産品も多数あり、「鰤王」というブランド鰤も有名です。

漁協の加工場は全国でも数少ない「HACCP認証」を取得しており、アメリカやEUなど27カ国に出荷され人気となっています。

農業と漁業が町の産業を支えており、農協・漁協がそれぞれ年間100億円超の売上高を誇っています。

そんな中で課題となっているのが、人口減少と、それに伴う農業・漁業での後継者不足も深刻化。

そこで、農業・漁業の消費者向けブランドづくりと、交流人口の増加を目指し、地域おこし協力隊の活用を決めました。

外部人材の積極的活用で、町を活性化

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井上副町長は、4つの基本目標を掲げています。

それらは、

「地方における安定した雇用を創出する」
「地方への新しいひとの流れをつくる」
「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」
「時代に合った地域をつくり、安全なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する」

というもの。

現在の観光産業については、九州からの日帰り観光や釣り目的の宿泊客がメインとなっており、滞在に結びついていません。

そこで、日本屈指の産地である化石や、国道がなく綺麗に見える星空などを活かした自然学校など、町の地域資源を活かした施策を立案。

これらの資源を活かして、長島町に人を呼び込める人材を観光分野で募集したいという思いがあります。

今回募集されるのは、観光分野を含む24種の人材です。

興味がある方は、一度チェックされてみてはいかがでしょうか。

参照サイト

鹿児島県長島町役場x地域おこし協力隊の求人一覧[スタンバイ]