北九州新の地域野菜ブランド「若松潮風キャベツ」をご存知ですか。
若松地区は、西日本有数のキャベツの産地。
消費拡大のために、大学と共同で「若松潮風キャベツカレー」という商品を生み出しました。
強い甘みが特徴の若松潮風キャベツ
若松地区は、冬キャベツの国の指定生産地ともなっており、その品質は折り紙つきです。
その秘密は、玄界灘。
若松地区は、玄界灘に面しており、年間の風量が国内でも群を抜いて多く、キャベツ畑には絶えず潮風が吹いています。
ミネラルをたっぷり含んだ潮風を常に受けて育っているため、若松潮風キャベツは、甘みが強く、生食でもおいしく、加熱するとさらに甘く食べられると評判です。
現在は、35軒の農家が、年間約4000トンのキャベツを出荷しています。
大学と地元JAが共同で企画
「若松潮風キャベツ」の消費拡大につなげようと、昨年立ち上がった「若松潮風キャベツ・カレープロジェクト」。
九国大経済学部の宇都宮浩司教授が、生産者や学生らと共同し、検討を続けてきました。
その過程で、甘みが強い潮風キャベツの長所を生かし、ペースト状にしたキャベツを混ぜ、じっくり煮込んだカレーを考案。
地元の祭りなどで振る舞い、好評を博したことで商品化の話が持ち上がりました。
商品化にあたっては、JA北九も協力し、実現にこぎつけた。
気になる商品は年明けから、市内のスーパーなどで発売させる予定となっています。
どのような味なのか気になりますね!
合わせて、地域の特産品を、地元の大学と生産者が協力し生み出す事例としても参考になりそうです。