阪急・大山崎や東海道本線・山崎、あるいは阪急・西山天王山と色々な駅からアプローチが可能な天王山の標高は、わずか270m。
しかしこの山は歴史好きにはたまらない山でもあります。
天下の運命が決したところ
天王山は、「天下分け目の天王山」という言葉の通り、織田信長を討ち取った明智光秀と後の将軍・豊臣秀吉が戦った場所でもあるため、歴史好きにはたまらない山です。
それだけでなく実は、南北朝や応仁の戦乱でも戦略上の要地として山城が築かれていたり、禁門の変や鳥羽・伏見の戦いでも登場するなど、要所として存在していることがわかります。
そんなこともあり、270mとの低い山とはいえ、見どころは多数存在。
山崎の合戦時に秀吉が軍旗をかかげた旗立松展望台や、重要文化財である神輿庫のある酒解神社などを巡りながら、歴史に思いを馳せるのも楽しいかもしれません。
アクセスも良好で楽しみやすい!
各駅から頂上までは1時間程度、下るのも1時間程度と散歩がてらにはちょうどいい山でもあります。
自動車に乗られる方は、天王山トンネルといえば、渋滞というイメージの方もいらっしゃると思います。
しかしそんな山にも登ってみると、十分に山の魅力を満喫できます。
カップラーメンに焼き餅を入れて食べてみたりすると、より登山っぽさも増すというもの。
何も知らなければ、ただの低い山に見えてしまう天王山。
これに習って、「家の近くには低い山しかない」と思っている人も、少し視点を変えてみるのはいかがでしょうか。
実はとっても面白い山の近くに住んでいるかもしれませんよ。
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寄稿者: 鈴木直人
フリーライター。ファッションやサブカル、ビジネス、自己啓発など守備範囲は広い。筋トレと山をこよなく愛し、時には仕事そっちのけで山にこもる。ウェブとリアルをつなげるライティングが持ち味。
フリーライター。ファッションやサブカル、ビジネス、自己啓発など守備範囲は広い。筋トレと山をこよなく愛し、時には仕事そっちのけで山にこもる。ウェブとリアルをつなげるライティングが持ち味。