以前、東京で秋田出身ではない方とお話をしていて、もの凄く驚いたことがあります。
「いぶりがっこって、秋田ですよね。あれ、ワインに合いますよね。」
ん? 当時、秋田の田舎から出てきたばかりの私は、耳を疑いました。
秋田名物の「いぶりがっこ」はワインのお供
要するに、こういう感じの中に、「いぶりがっこ」が並んでいることになります。
家で食べるご飯のお供、近所のばあちゃんが集まった時や来客時のお茶のお供として、いぶりがっこはあり得ます。それが、秋田県に住む秋田県民のイメージ。しかし、東京に住む方にとっては、別の選択肢もあり得ます。
ワインのお供として、いぶりがっこを食べるのです。ただ、よくよく考えると、全然ありなんですよね。
いぶりがっこは、燻製
大根または人参を囲炉裏の天井につるし、燻煙乾燥という独特の乾燥法で燻製にしてから糠漬けにします。風味に特徴があり、「いぶりがっこ」、「いぶり漬け」、「いぶり沢庵」とも呼ばれています。
□出典:秋田県漬物協同組合公式ページ
いぶりがっこは、燻製。ですから、普通にワインと合うんです。
チーズと一緒に食べるのと、本当に美味しいです。
実際、世の中の人々は、こんな食べ方もしているんですよ。
いぶりがっこのクリームチーズ添え@渥美 posted by (C)オーイシ
秋田でも、このようなメニューを提供する飲食店が出てきていますね。
最後に:外の視点は重要
地元にずっと住んでいると、色々なものが当たり前になってしまいがちです。それは、ちょっと勿体無い。
外からの視点を取り入れると、新たな価値に気付くことがあります。それは、地域の魅力を考える上で、とても重要です。
「いぶりがっこ」と言えば、お茶やご飯とは限らない。みなさんも、是非ご自宅で試してみてください。