7000万年前。
日本列島が、まだユーラシア大陸の一部だった頃、日本海もまだ存在していない時代。
その時代に、陸上で起きた火山活動の噴出物が、秋田県にある男鹿半島に残っています。
世界ジオパークと日本ジオパーク
そもそも、ジオパークをみなさんは知っていますか?
ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産、たとえば、地層・岩石・地形・火山・断層などを含む自然豊かな「公園」のことです。山や川をよく見て、その成り立ちに気付くことに始まり、生態系や人々の暮らしとのかかわりまでをつなげて考える場所です。足元の岩石から頭上の宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、海や山の大自然からそこに暮らす生き物と人々までを一つにして考える。つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。
□出典:日本ジオパークネットワーク
世界ジオパークネットワークに加盟認定された地域は、120箇所あります。その内、日本国内にあるのは、洞爺湖有珠山、糸魚川、山陰海岸、島原半島、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳の8ヶ所です(2015年9月現在)。
加えて、日本ジオパークに認定された地域が、国内に31ヶ所あります。男鹿半島・大潟は、その中に1つとして認定されています。
男鹿半島・大潟ジオパーク
男鹿半島・大潟ジオパークは、3つの特徴を有しています。
1. グリーンタフをはじめとした日本海沿岸地帯の標準層序を有し、男鹿半島・日本海の形成を含む、7000万年の大地のドラマを雄弁に物語っている
2. 日本最大の潟湖であった八郎潟に、日本最大の干拓工事を施し、かつての湖底を舞台に大規模農業が展開されている
3. 第四紀における大きな地殻変動(マグマ活動、地盤変動)により災害を繰り返し受けており、災害の記憶が多くの慰霊碑や記念碑として地域に残されている
□出典:日本ジオパークネットワーク
「大地と人の物語」
□約30㎞四方で比較的コンパクト
□7000万年間の大地の歴史を観察
□日本最大の潟湖から作った干拓地
モデルコース
MACHI LOG 秋田では、男鹿半島・大潟ジオパークの公式ページが示すモデルコースの内、以下のスポットをご紹介していきます。