北海道にあるJR石勝線の川端駅。
ここに隣接するパークゴルフ場跡地に使われていないまま放置されている客車車両が2両あります。
この跡地を所有している「ALLほっかいどう」が無償譲渡を決めたため、現在引き取り手を募集中です。
なんでこんなところに列車があるの?
この車両は実際に使用されていたもので、98年にパークゴルフ場がオープンした際に、JR北海道から譲り受けたとされています。
ゴルフ場が閉鎖される2005年まで、受付や休憩所として利用されていました。
注目すべきは、その車両。
旧国鉄時代の1952、54年にそれぞれ製造された「スハフ44」形で、二重窓などが導入されており、北海道向け寒冷地仕様が特徴です。
急行などで利用され、88~95年には小樽からニセコ間で運行されていたSL「C62ニセコ号」として活躍したそうです。
引き取り手が現れなければ車両は解体撤去することになるとのことですが、鉄道愛好家の方や、ユニークな活用方法がある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。