北海道帯広市を拠点に、クラウド牛群管理システムのサービスを提供するファームノート。
ローカルベンチャーの雄として全国的に知られています。
全国を飛び回る代表の小林晋也さんに、「ローカルベンチャーの育て方」をお聞きしました。
ローカルベンチャーに必要な3つのこと
既得権益を壊すような新しい産業をおこしましょう。
そして外貨を獲得する。
地域内でなんとかしようとしてはいけません。
「地域ベンチャーだから」と、自分の見えている範囲だけ考えたり、判断したりしている人が多すぎます。
まず産業がないといけないんです。
1. 人を集める
まずは人です。
向学心のある人などは、東京などに流出していく傾向が強いです。
視野を狭くせずに、地域の平均から頭一つぬけ出すことが必要です。
そのためには、東京から地域へ戻ってこれるように、給料が払えて、仕事の質が高い状態をつくることが大事です。
2. お金を集める
手段を尽くして、お金を集めることは必要です。
チャレンジしていく中で、自分たちの技術への知見と、事業への想いで資金を集めましょう。
3. ドランゴンボールが人を集める
ドランゴンボールとは、人を惹きつけるものです。
ドラゴンボールをめぐって人々が集まり、切磋琢磨することが大事。
地域でのチャレンジが何百倍にもなれば、地域はもっと面白くなるはずです。
圧倒的にすごい人を連れてきたりしながら、自分たちのレベルを上げて、地域の人達にも刺激を与えていけると良いのだと思います。
99.9%不可能なことを1%の可能性にする
地域で何かを始める土台を創ることは、99.9%不可能なくらい難しいことです。
でもそれを実現させようというのが、例えば宮崎スタートアップバレーだと思います。
実は宮崎は、1%くらい可能性があるんじゃないかと思っています。
なぜなら、実績がある人が実行しているからです。
何をもって成功とするかは難しいのですけど、「地域のロールモデルを創る」だとすると、うまくいく可能性があるかもしれません。