木育という言葉をご存知でしょうか?木育とは、北海道で生まれた、木の文化への理解度を深めるための活動をさす教育用語です。木育を通じて、次世代の「学び」のあり方、発明家が育つ環境を促進するファブラボ鎌倉の渡辺ゆうかさんの取り組みの紹介です。
私は、鎌倉で「ファブラボ」という実験工房を運営しています。このファブラボと呼ばれる施設は、複数のデジタル工作機械を集め、知識やスキルを共有しながらこれからの「ものづくり」をたくさんの人と一緒に進めています。
そして、「ものづくり」を通じて、森について学ぶ新しい木育(モクイク)フェスティバル、その名もフジモックフェス(FUJIMOCK FES)開催を目指して活動しています。
フジモックフェス(FUJIMOCK FES)は、楽しみながら、学びが深まり、自然と森が暮らしに取り込まれていく。そんな五感をフル稼働させる新しい木育(もくいく)のイベントです。
なぜ木育(もくいく)が大事なのでしょうか?
日本は世界でも有数の森林大国でありながら、林業をとりまく環境はますます深刻な状況に陥っています。
森を健やかに育てるために、増え過ぎた木を間引き、森に入り光を入れる必要があります。
こうした状況を新しい「ものづくり」で解決できないかと、もっと生活と近いカタチで森を意識してもらう活動をはじめました。
2012年、第1回 フジモックフェスが林野庁公認で実現し、各地からのべ120名の参加者が駆けつけてくれました。
多くの人が夢中になってセッションに参加してくれ、このイベントの価値を見いだすことができました。
森のことを考えるなら、このイベントを5年、10年の取組みでありたいと心から思っています!! 継続していくことが重要です。今年の開催を目指し、クラウドファンディングを通じて、支援を呼びかけています。
身体で、森を感じる事ができるイベント。
フジモックフェスでは、富士山麓の森に分け入り、プロの木こりからノウハウを伝授してもらいます。
単に切るだけではなく、「なぜ」、「どうして切るか」を体験しながら学んでいきます。
切り立ての木材でしか味わえない富士ヒノキの香りは、その場でしか味わえない本物があります。
実際に体験することでしか得られない学びを習得して頂きたいのです。
未来へつなぐ思い
私達に出来る事は本当に些細なことかもしれない、
それでも日本の林業を活性化させていくためにはどんなことが必要なのか?
たくさんの人と一緒に考えていきたいです。
チャレンジ中のクラウドファンディング世界文化遺産の富士の森から鎌倉へ!!「木こり体験 × 最新デジタルものづくり」 森と暮らしと世界をつなぐ木育フェスを拡げたい!!(8月14日まで)