(画像出典:るろうに剣心映画公式サイト)
好評だった第1段に続いて第2弾が8月、9月と二部公開となった映画「るろうに剣心」。原作は累計5000万部をも売上げた大人気漫画です。
「ろるうに剣心 京都大火編」を見る前に知っておきたい魅力についてまとめてみました。
京都大火編 史実もちゃんと入ってる
“人斬り抜刀斎”として幕末に名を馳せた緋村剣心が新時代・明治を生き抜く様を描いた漫画、「るろうに剣心」。フィクションではありますが、所々に史実が含まれています。
大久保利通の暗殺
暗殺された5月14日という日にちや場所、犯人襲撃の様子が史実に基づいて描かれています。
京都を火の海に
新撰組が一躍有名となった池田屋事件。池田屋に踏み込むきっかけとなったのが攘夷志士たちのたくらみ、“京都に火をはなち天皇を拉致する”というものでした。劇中でも、新撰組の池田屋事件と京都大火の話がでてきます。(ちなみに池田屋事件の経緯は新撰組の活躍をより誇張する為に、攘夷志士たちのたくらみがねつ造されたものだとする説もあります!)
登場人物には実在のモデルがいる
歴史好きな人なら、この人のモデルはあの人???と気づくこともあるはず。実際に「るろうに剣心」の登場人物にもモデルとされた実在の人物がいます。
緋村抜刀斎/ 緋村剣心のモデル 河上彦斎(かわかみげんさい)
幕末4大人斬りのひとりで熊本藩士。佐久間象山を斬った人として知られていますが、佐久間象山暗殺以降は人を斬っていないと伝わります。 鳥羽・伏見の戦いで剣をおき、その後は“殺さず”を誓った剣心とリンクします。身長も150センチと小柄で、片手からの抜刀に長けていたというのも剣心と似ていますね!
(もっと彦斎について知りたい人は→るろうに剣心のモデル 河上彦斎の波瀾万丈すぎる人生をまとめてみました)
相楽左之助のモデル 新撰組・原田左之助
新撰組十番隊隊長・原田左之助は新撰組の主要メンバーでもあり、槍の名手でした。若い頃に切腹し腹に傷があったことでも有名です。短気なところもあったようなので、性格や槍使い(相楽左之助は巨大な長い刀を武器としています)が参考にされたのでしょうか。
斎藤一のモデル 新撰組・斎藤一
モデルに忠実に描かれているのがこの方、斎藤一です。元新撰組隊士で警視庁に勤めているという点は実在の斎藤と同じです。2014年7月、明治初期の警視庁名簿に斎藤一の名前が発見されことも記憶に新しいですね。また、左利きと伝わっている為、劇中の斎藤も左で刀をかまえています。
瀬田宗次郎のモデル? 新撰組・沖田総司
原作では沖田総司も出てくる為、モデルとまではいきませんが沖田総司の幼少期の名前が宗次郎であること、またそのキャラクター(沖田総司の描写としてよくあるにこにこしている、剣の腕がたつなど)が似ているようです。神木竜之介さん、はまってました!
四乃森蒼紫のモデル? 新撰組・土方歳三
こちらもモデルとまではいかないようですが、新撰組副長・土方歳三が参考にされているようです。
敵も強烈!キャラクターが濃い
(画像出典:るろうに剣心映画公式サイト)
主人公をとりまく仲間達のキャラクターはもちろんのこと、敵にも個性あふれるキャラクターがたくさん登場します。映画「京都大火編」ではちょっとしたトラウマになるくらい彼↑の生い立ちを描写した映像がリアルでした!原作においても、敵味方関わらず内にかかえる葛藤などを描く描写にいつの間にか愛着をもってしまいます。「京都大火編」では敵のまだほんの数人しかその全貌を見せていないので、次の続編では敵側にも注目です!
剣アクションがすごい
映画での剣アクションは圧巻でした。スピード感が半端ない!はたしてちゃんと目で追えているのか、私!という感じでした。剣心のシーンがもちろん一番多いのですが、翁VS蒼紫のバトルは必見です。原作でも剣心や他のキャラクターが数々の必殺技をもっていて、それらがぶつかるバトルシーンは見逃せません。
さすがの大ヒット漫画「るろうに剣心」にはたくさんの魅力がありますが、映画「るろうに剣心 京都大火編」を見て、剣心のオンとオフが丁寧に描写されていた点がとても印象にのこりました。普段はちょっと天然な剣心が何かを守る為にはスイッチがばちっと入り、かっこいい剣心へと切り替わります。葛藤しながらも自分の信念を貫こうとする剣心の姿に心打たれちゃってください!今から第2弾の公開が楽しみです!
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