地域の足、内陸線の5年後は?−秋田

Akita Nairiku AN-8805

秋田県北秋田市の鷹巣駅から、仙北市の角館駅の間を走る、秋田内陸線。

地域の足として活躍してきた路線も、秋田県内における急速な人口減少の影響で、利用者が減少しています。

内陸線は、5年後どうなっているでしょうか?

地域の足、内陸線の5年後は?

Akita Nairiku Jūkan 01.jpgAkita Nairiku Jūkan 01” by 津島修三山あいの駅. Licensed under CC BY 2.1 jp via ウィキメディア・コモンズ.

「あきた♥美人ライン」という愛称で呼ばれる、秋田内陸線。

地域で生活する人々だけでなく、観光客にも利用されてきましたが、その存続について意見が分かれています。

北秋田市・仙北市・秋田県などで組織されている「秋田内陸地域公共交通連携協議会」は、北秋田市・仙北市の高校生以上の住人3000人に対して調査を行いました。(有効回答数:1659人)

秋田内陸線沿線の秋田県北秋田、仙北両市民を対象とした調査で、内陸線の5年後について回答者の55・9%が「現状のまま運行すべき」とした一方、4人に1人が「全線廃止もやむを得ない」と答えた。内陸線を「ほとんど」「全く」利用しないと答えた人は計72・2%に上った。

□出典:さきがけonTheWeb

北秋田市の阿仁・森吉地区では、利用者がその必要性を感じているようです。一方で、角館・田沢湖地区の方は、利用頻度自体が低くいようです。

また、利用しない多くの方は、内陸線を利用するよりも車を使って移動した方が便利だと考えているようです。

利用者27.4%、厳しい赤字経営

今回の調査では、「利用する」と答えた人が27.4%しかいなかったのです。利用用途としては、「観光・レクリエーション」52.3%、「通院」21%などが挙げられていました。

現実的な運営を考えた場合、利用者が見込めず、赤字を出し続けるよりは、全線を廃止して別の施策に予算を充てるべきだという意見も多いようです。

北秋田市方面へ観光客を呼び込め

現段階から、日常的な生活利用者を増やすのは、難しいでしょう。それほどの財務的な余裕も、時間的な猶予も、地方行政には恐らく期待できません。

「現状のまま運行すべき」と回答した55.9%の方々が、本気でそれを望むならば、スポンサーや協力者を探して北秋田市方面への観光客・市外からの人を呼び込むために行動を起こすべきです。

本当に必要だと思っている人たちが協力し、最後は自分たちの力で運営に必要な資金を生み出すしかないのです。

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