茨城県北ローカルベンチャースクールの第2回目講座は、9月28日(土)から29日(日)の1泊2日で茨城県大子町にフィールドワーク研修を行いました。当日、受講生は常陸大子駅の近くにあるコワーキングスペースのDaigo frontに集合。
フィールドワークのテーマは、「わくわく探検隊」
1日目
オリエンテーションでは受講生の緊張を和らげるために、お互いに体を動かすような「カウントアップ」や「名前キャッチボール」などのゲームを行いました。受講生は最初はまだ緊張している様子だったが、アイスブレイクを行う中でリラックスしていきました。
大子町の説明を大子町役場の吉成さんから「大子町は、高齢率が40%以上など超超高齢化社会です。大子町にこれだけ多くの林檎や水、米、お茶、鶏など地域資源に溢れているがそれをうまく活用できていない。また、観光地である袋田の滝を利用した観光コンテンツを作っていきたい。」と今回の研修への想いを話してもらった。
オリエンテーションが終わりランチ会場へ移動
商店街にある「弥満喜」に行く途中で、大子町役場の大金さんから商店街の歴史や課題を町歩きしながら解説を行いました。
(ランチでは奥久慈軍鶏を使った絶品親子丼)
ランチ後の商店街散策では漆塗りや大子小学校、100段階段など案内してもらいました。
現在は廃校になっているが、映画の撮影やアニメの聖地となっている旧上岡小学校を視察。ここでは、廃校を活用し校内で食堂を経営している大久保さんより食堂の経営や地域との繋がりなどのお話を聞きました。
大子町はりんごが有名で特に数多くの種類を育てている、仲野りんご農園に視察。ここでは、りんごの摘み取り体験を行った。仲野さんからは「観光農園は簡単なコンテンツだが、作物の成長があるのでなかなか新規が参入できないサービスなんです。」と、観光農園の強み等について話をしてもらった。
宿泊するホテルに戻ってから、会議室でワークショップ。慶應義塾大学の前野隆司先生が提唱するワクワク発見のワークショップを実施。過去の嬉しかったこと(実績や褒められたこと)、未来に対してワクワクしていることの棚卸しを行ないました。
その後、ストーリーテリングでお互いに自分ワクワクを傾聴して共有。1日の最後の振り返りでは、自分のワクワクを棚卸しできる時間になってよかったと話していました。
2日目
Daigoフロントに9時に到着。自分のアイディアをビジネスにするワークショップを行いました。
地域課題を思いつくだけポストイットに書いて共有し、自分の解決したい地域課題を改めて見つめ直す。
その後、自分のワクワクと地域課題を通して新しいビジネスを考えました。
研修最後の振り返りで、「この2日間は、安心して自分を語ることができる仲間ができたことが本当に良かった。」など、感極まっている受講生もいました。
次は、第3回目講座。ブランディングについて受講生は学んでいきます!