2020年に向けて、日本各地でインバウンド誘客の動きが加速している。
日本政府も、「日本版DMO」を重要な存在として位置付けている。問題は、地域が一丸となって、データと戦略に基づいた「観光地域づくり」を行えるかどうかだ。
まずは、現時点での外国人旅行客について調査・分析する必要がある。
秋田内陸線、外国人団体旅行者1万人突破
秋田県北秋田市の鷹巣駅から、仙北市の角館駅の間を走る、秋田内陸線。
地域の足として活躍してきた路線も、秋田県内における急速な人口減少の影響で利用者が減少。
その一方で、内陸線を利用する外国人団体旅行者の数は増え続け、ついに1万人を突破した。
13年度は6000人台、15年度は8000人台に。16年度は1万2000人程度となる見込みだという。内訳は台湾が最多で、韓国、香港、中国、タイなどが続く
□出典:毎日新聞
アジアの外国人観光客にとっては、この時期の「冬景色」が大きな魅力となっている。
日本三大樹氷をゴンドラで見に行く
「雪」は、インバウンド誘客を考える上で大切な地域資源になりえる。
秋田県北秋田市に位置する標高1,454.2mの森吉山。内陸線旅行の目玉の1つとして、日本三大樹氷にも数えられる森吉山の樹氷がある。
ゴンドラで頂上付近まで移動できるのも、観光客にとっては非常に嬉しい。
インバウンド誘客から地域活性化へ
外国人観光客が集まり、地域経済が活性化してくれば、地域に新たな人財の需要も増えるだろう。
データと戦略に基づいて、しっかりと「観光地域づくり」を行い、世界中に地域のファンをつくっていけるかが大きなポイントとなる。
インバウンド誘客から地域活性化へ向けて、動き出してほしい。
秋田の魅力は世界に誇れる。
秋田への移住定住促進を応援