農家から直接農業ビジネスを学ぶ場として、東京・有楽町で連続開催されているのが「稼ぐ農業塾」です。
生産者や、流通、サービスなど、農業に対して様々なかたちで関わる人たちをゲストに迎えて、新規就農を希望される方や、地域ビジネスに興味があるという方が学ぶ場として運営されています。
宮崎県からゲストが登場
今回の講座のテーマは、「農産物でファン作り&販路開拓をする方法」です。
ゲストは、宮崎県宮崎市の隣の国富町で農業を営む郡康貴さん。
ピーマンやパクチーを生産し、特にパクチーでは、東京のハンバーガーショップと連携するなど、全国にファンが多い生産者です。
畑から生中継
郡さんは、農業をみせるというスタイルで、SNSを通じで発信しています。トラクターに乗りながらその様子を中継したりしています。
その背景にあるのは。チャレンジ精神です。
レストランを経営したり、オンラインショッピングサイトと連携したりと常に新しい挑戦を行っている郡さん。
それぞれ効果があるかどうかを見極め、続けるかどうかを決めているといいます。
飲食店はきつかったですね。農作業と同時にやっていては体がもたないと思い、やめてしまいました
しかしそこでお客さんと接することが今にもつながっていると語ります。
パクチーがきっかけでメディア露出
質疑応答では、収入の内訳についても質問がとび、戦略的に収穫量や時期を見極めながら進める必要性を強調します。
郡さんは、パクチー生産をきっかけに連携の動きが広がり、全国的なライフスタイルの雑誌にパクチー農家として取り上げられるなど、従来の農家のイメージとは異なる農家像を作っているといえます。
生産だけから、自ら発信する農業へ
会場からは、
SNSを駆使したファンづくりが衝撃的でした。譲歩発信を行うことが農家にも求められていることがわかりました。
という感想が聞かれました。
従来の生産だけを行う農業から、生産者自らが情報発信することでファンづくりを行う重要性が伝わる会となりました。
2017年も稼ぐ農業塾が開催
稼ぐ農業塾は、2017年も開催予定。最新情報は、公式Facebookページにて随時更新されています。
新規就農や地域ビジネスに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。