江戸時代から伝わる伝説のひとつに、茨城県の海岸に奇妙な物体と1人の女性が漂着したという話があります。「うつろ奇談」と呼ばれるこの伝説についてまとめてみました。
海岸に漂着した「うつろ舟」
Nagahashi Matajirou (Artist) – Nagahashi Matajirou: Ume-no-chiri (1844)
事件が発生したのは1803年のこと。
現在の茨城県に奇妙な物体と1人の女性が漂着しました。この話は「うつろ舟奇談」として後の様々な史料にも登場し、それらの史料から、茨城県神栖市にある波崎舎利浜で起こった事件であったという説があります。
後にうつろ舟と呼ばれるこの舟の形態は丸く、文字のようなものが書かれていたと伝わっています。