10月18日から19日の快晴の二日間を狙い撃ちで、比良山地でテント泊をしてきました。
1日目に比良山地最高峰・武奈ヶ岳に登頂し、麓の八雲ヶ原湿原で一泊。
二日目は南へと下り比良山地縦走路を歩いてびわ湖バレイへと向かうコースです。
昼の山行はもちろんですが、テント泊ともなると山の楽しさは何倍にもアップします。
食事を済ませて夜7時に就寝した私は、深夜3時に起き出し、近くの峠まで歩いて行きました。
目的は峠から見える琵琶湖対岸の夜景。
峠に着くとそこには案の定、ため息の出るような美しい夜景が待っていました。
視界一面がきらめいているわけではありません。
しかし街の明かりと、夜の闇よりも暗い琵琶湖のたたえる暗闇が、一層自然の大きさを感じさせるようで、私は言葉を失いました。
山に行って、思考をリセットする

モンベルの名作・ムーンライト。形が男心をくすぐります。
空を見上げれば満天の星。
この夜、東の空には明けの明星・金星と、さらに土星と火星が並ぶ惑星のランデブーも見られました。
10月22日にオリオン座流星群のピークを迎えることもあり、10分に1回は流れ星が夜空を横切ります。
地面に寝転がってただ星空だけを見ていると、少し心細くなるほど自分の小ささを思い知らされます。
でもそれは逆に「頼もしい自然」がすぐそばにあることでもあります。
自分で問題を抱え込みすぎている時には、少し山に行って思考をリセットするのもいいかもしれません。
※残念ながら私のカメラでは琵琶湖の夜景の美しさを伝えられそうにもありません……。ぜひ一度見に行ってみてください!

フリーライター。ファッションやサブカル、ビジネス、自己啓発など守備範囲は広い。筋トレと山をこよなく愛し、時には仕事そっちのけで山にこもる。ウェブとリアルをつなげるライティングが持ち味。