農山村型への「ワーキングホリデー」

現在、農山村でもこの「ワーキングホリデー」制度を採り入れた「農山村型ワーキングホリデー」が日本各地で行われています。農林業や農山村に関心をもつ都市住民が、人手が不足する繁忙期に仕事を手伝い、農家が寝食を提供するというかたちです。



海外だけじゃない、農山村型への「ワーキングホリデー」

元々は、国際理解の促進を目的に、海外での休暇機械とその資金を補うために、一時的な就労機会を与える制度として生まれたのがワーキングホリデー。
現在、農山村でもこの「ワーキングホリデー」制度を採り入れた「農山村型ワーキングホリデー」が日本各地で行われています。農林業や農山村に関心をもつ都市住民が、人手が不足する繁忙期に仕事を手伝い、農家が寝食を提供するというかたちです。
宮崎県西米良村に代表される有償方式、また、長野県飯田市に代表される無償方式があります。
長野県飯田市は、この「農山村型ワーキングホリデー」先進地域と呼ばれ、積極的にワーキングホリデーを導入しています。
その効果として次の4点が挙げられています。
・農業振興:作業効率の向上、地域生産物を購入する事後的経済効果
・定住振興:新規就農、UJIターンなどへの効果
・観光振興:地域への関心、口コミ
・経済効果

心の豊かさが「再生」するこれからの日本型グリーン・ツーリズム

 
都市住民は今、農山村がもつ地域資源に注目し、それらに自分達の失ってしまった「心の豊かさ」を取り戻す機能を農山村に求める時代になりました。
こうした時代の流れのなか、気軽に、それでいて農山村のことを本質的に知ることに着目した「日本型グリーン・ツーリズム」の動きは今後もさらに発展していくことでしょう。
そこで必要になるもの、それは、地域住民が主体となり、寄って集って地域資源を見直し、将来この土地をどうしていきたいのかをとことん話し合うことで「地域力の向上」とコンセプトを固めることにあります。

これが「交流・連携」といった個人的なレベルから、「協働」という社会全体の仕組みの変化のレベルへと展開することにつながっていくでしょう。都市と農村、それぞれの役割を再認識し、共生型の社会を取り戻すきっかけとなる大きなカギを握るのは「日本型グリーン・ツーリズム」なのではないでしょうか。

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