シンガポールO’schoolは、ダンサー支援で社会システムを構築する


Oschoolは、「学校教育だけでは測れない個性がそれぞれにある」ということの表現の一つとして有能な若者のトレーニングと雇用機会を提供するための新しいかたちのダンススクールです。現在では多くの若者がダンサーとして育ち、エンターティメントや教育の場などで活躍をしています。

フェアな関係をつくりCreativityを引き出す

「O’schoolに来る生徒たちは、勉強という点ではそんなに優秀ではないかも知れないけれども、ダンスをすればCreativityにあふれていますよ!」とO’school主宰者のKenny氏は笑って言います。
ダンスの世界では、ダンススクールは使用者でダンサーは使用人という構図でダンススクールが有利な立場であるのが通常でした。そこにはスクールはダンサーを使って儲けるようにうまく使うアンバランスが存在していたのも事実であったのです。サポートが必要な人たちのいいところを活かし、きちんとそれに見合ったお金を得られるような仕組みをつくってそのギャップを埋めること。そうすることで、ダンスがもつ素晴らしいCreativityをもっとどんどん社会的に活かしていきたい、という想いで始められたのがO’schoolなのです。Creativityを最大限に引き出すため、Fairな関係づくりに挑戦したのです。こうした努力が実り、ダンスシーンには大きな変革が起こりつつあります。既存のダンススクールでも、最近はお互いを助け合う関係にだんだん変わってきているのです。

社会的活動にも戦略を

「Creativityを継続的に社会に伝える」ために、細かな毎に対応するのでなく、社会やマーケット全体を捉えて、仕組みをどう変えていくかに着目したことがO’schoolの取り組みの大きなポイントです。社会的な貢献をするためには、やはり戦略(ストラテジー)をもってマーケットを捉えなければ、サステナブルに展開は困難になります。
O’schoolが成功したキーポイントは、ここを強く意識してパラダイムシフトを惹起している点です。ダンススクールは使用者でダンサーは使用人、というFairでない関係にパラダイムシフトを起こした点です。加えて、O’schoolはダンサーそれぞれの長所を把握して、いかにして社会に貢献していくかに注目したことです。強みを理解し、それをどう生かしてビジネスを展開していくか、仕組みをつくるかということを戦略的に展開し、お互いが利益を得る関係をつくることが可能となりました。

ニーズを拾うだけでなく、どれだけの価値を提供することができるか

Kenny氏は「人はそれぞれが長所をもっているので、それを伸ばすことに重点を置いています。」と語ります。それはニーズを拾うだけでなく、どれだけの価値を提供することができるかが重要で、それがないと継続的な展開はできない、というのです。得意でないことをやらせるのでは意味がありません。それぞれが長所を活かして生み出す価値をどう組み立てていくかに着目することが、社会に大きなインパクトを与えることにつながっているのです。

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