• HOME
  • MACHI LOG
  • 茨城県
  • Tadaima coffee(ただいまコーヒー)の和田さん、ローカルクリエイター髙橋美紀氏らが登壇。茨城県北ローカルベンチャー

Tadaima coffee(ただいまコーヒー)の和田さん、ローカルクリエイター髙橋美紀氏らが登壇。茨城県北ローカルベンチャー

「茨城県北ローカルベンチャースクール2019 プレ講座」(水戸)開催

「茨城県北ローカルベンチャースクール2019 プレ講座」が8月8日、茨城県三の丸庁舎(水戸市三の丸)で開かれた。

「茨城県北ローカルベンチャースクール」は、県北地域の活性化を目的に県北地域での新たなビジネス創出を支援する講座。コンセプトに「チャレンジする文化とコミュニティを創る」を掲げている。2018年から始まり、2回目。県北地域エリアである日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町の5市1町での起業家人財育成・支援等を行っている。当日は、同事業のプレ講座として「地域で稼ぐ!ローカルベンチャー会議」を開講。

運営会社担当者と県担当者の事業説明後には、「茨城県北ローカルベンチャースクール」総合プロデューサー・齋藤潤一さんが登壇。齋藤さんは、米国シリコンバレーでの経験や学びをはじめ、帰国後の経歴、親族の死をきっかけに決めた「後悔しない人生を生きよう」「いつかは、永遠にやってこない」という意思の背景を語った。「大事にしたいのは、良い仲間とやること」「巻き込まない、弱いつながりが大事」と話す一方で、「9割の人が行動しない」という事実を、ユーモアを交えて解説。「行動なくして成長なし。あとで振り返って、点のつながりに気づく」と言った言葉には、来場者が深く頷く様子も見られた。

齋藤さんは、「この事業のキーワードは『チャレンジ』。ちゃんとお金を稼ぐということを徹底的に教えていく。笑顔とお金のバランスの取れた『まちづくり』のためにもビジネスを作ることが大切」と話す。また「一人一人がワクワクする、楽しいと思える、ありのままでいられる事業をやることが大事。全5回という短い中だが、本当にやりたいことは何かを問いただしていく。補助金漬けになるのではなく、自分の生きている時間に対して投資をしていく。命の時間はみんな同じ。全力でワクワクすることをするための時間の投資だと思って取り組んでほしい」と呼び掛けた。

茨城のローカルヒーローが集結

続いて行われたピッチには、茨城県北地域創出講座(※1)優秀賞の加藤雅史さん、講座内コンペ最優秀賞、本コンペ奨励賞の高橋美紀さん(以上、2017年)、茨城県のビジネスコンペ(2016年)優秀賞の和田昂憲(たかのり)さん、ローカルベンチャースクールコンペ優秀賞(2018年)のフィットネスインストラクター・教育トレーナー大川貴世美さんが登壇。

加藤さんは、「空き家DIY×コミュニティづくり」を軸に、今年4月「CANVAS合同会社」を設立。茨城県北を活性化させたいと、建築士のスキルを生かし、空き家×商店街、空き家×学生の多世代交流コワーキングスペース「マチノイズミ」、空き家×民宿でインバウンドを意識した「ラグナロック」運営などを行っている。現在、「空き家×企業」として、日立市で空き家コラボの集大成を進めているという。加藤さんは、同講座を振り返り「背中を押してくれるという良さがある。ぜひ参加してほしい」と呼び掛けた。

高橋さんは、2016年に茨城県に移住。「ヨガ×地域交流」を軸にした「KENPOKUyoga」を運営するほか、女性目線を生かした新商品や販促提案、IT導入による業務改善など多岐にわたる。今年5月には、常陸太田市に拠点となるゲストハウス「Ninja House Club」をオープンした。「齋藤さんの言う9割にはなりたくないと思った。帰る場所がないという背水の陣でこの講座に臨んだ。みんなが前を向き、本気で頑張れる環境だった」と話す。

和田さんは、コーヒー×ローカルキャリアを軸に「Tadaima Coffee(ただいまコーヒー)」を経営。「分岐点は2年前に参加したローカルベンチャー講座だった。講座の中で、自分はまだまだ本気を出していなかったと感じた。この講座の仲間の熱は、自分自身にもまちにも『もっと』という欲が生まれる」と話す。「リスクはない。興味関心のあるものに手を出してみるのが幸運につながるのではないか」とも。

大川さんは、1年前に離婚。現在、子ども2人を抱えシングルマザーで起業。「フィットネス×コーチング」を軸にフィットネスインストラクターとして「Luna et Lapin」を運営するほか、日立市有識者委員、個人サロン向けITサポートなどを行っている。「以前は自分に自信がなかった。そんな時に、高橋さんから『同じように悩む女性のビジネスモデルのアイコンとして賞を取って来なさい。雇われるだけじゃなく自分で仕事を作れるようになる講座がある。自分をもっともっと輝かせる時間を作って来なさい』と叱咤激励を受けた」と振り返る。「受講して得られたのは、時間や体に捉われない生き方。1年で確実に変わる。確実に変えようとする。今いる場所にとどまらずに、飛び込んでみてほしい」と笑顔でエールを送った。

ローカルヒーローとのトークセッション

ピッチ後は、齋藤さんをモデレーターにトークセッションを展開。

ー今、ワクワクすることは何か?

髙橋:「仲間に恵まれた。人との繋がりでどんどん仕事が増えるのが楽しい」

大川:「自分で仕事を作れる感覚がある。日々の生活に焦らなくなって、毎日ワクワクしている」

加藤:「いろいろな事をやってきたが、やっと筋が通って来た。枝が広がって来た」

和田:「仕事も遊びも垣根がなく楽しい」

 

ーローカルベンチャースクールで思い出に残っている出来事は?

加藤:「自分たち(ビジネスプランコンテスト)の頃は賞金があった。全然違う人たちが入って来たのに、面白い人たちが集まっていると俯瞰(ふかん)して見て感じた」

大川:「どうしようから脱却できたこと。地域貢献をしながらお金を稼ぐことができて、結果、家族も幸せになった」

 

ーお金とは?

和田:「人生のパートナー」

髙橋:「夢を叶える手段」

大川:「家族が楽しむために必要なもの」

加藤:「・・・現実です(笑)」

一同:「(笑)」

ー講座を通して自分が変わったこと

大川:「自信がなかったことから、動けば自身につながる。行動しないと時間がもったいない。仲間が増えた」

髙橋:「起業するつもりはなかったが、発信し続けることの大切さやインターネットの可能性を感じた。悩んでモヤモヤせず、自ら行動できるようになった」

齋藤さんが、最後に「みんなで作り上げていくプロジェクト。ぜひ受けてほしい」と締めくくると、会場からは大きな拍手が起こった。

ディスカッション終了後には、交流会も行われ、参加者が登壇者に話し掛ける姿や参加者同士で意気投合し盛り上がる様子が見られた。

同スクールは、9月7日~11月30日まで。全5回。

URL★http://biz.kenpoku-creative.com/

注釈

※1:現・ローカルベンチャースクール

ライタープロフィール

高木 真矢子

合同会社JOYNS代表、合同会社HakkoLab業務執行社員、ライター兼編集者。1986年生まれ、茨城県常陸太田市出身。2018年3月に「人と人を『喜び』でつなぐ」を掲げ、JOYNS設立。現在、各種媒体でのライター業、キャスティング業、WEBメディア「水戸経済新聞」を運営。個人事業主の息子(小6)と娘(小3)と共に、それぞれが好きなことで生きる『個』育て実験中。

【募集中】茨城県北ローカルベンチャーラボ2019ー地域おこし協力隊の制度を活用した起業支援




関連記事一覧