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しあわせをもっと世界に広げたい。注目の女性研究者・起業家が地元を離れて生まれた郷土愛。

2017年に開催された「第6回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」で、東京外国語大学などの強豪を押さえ、最優秀賞の「文部科学大臣賞」を獲得したチームが熊本県にある。熊本市の崇城大学だ。

薬学部・工学部などの理系学部と芸術学部により構成される崇城大学で、全国各地の大学生641名の中から文部科学大臣賞に輝いたのは、同大学の古賀碧(こが・あおい/24)さんが率いる3名のチーム。古賀さんは、自らが研究している光合成細菌プロジェクトをスピーチしたところ、緻密なデータに基づいたプレゼン内容とその独自性が高く評価された。そこで、今回は古賀さんが行っているプロジェクトについて、お話をうかがってみた。

大学院の研究と地元資源を結びつける

古賀さんは、2018年に光合成細菌の研究と関連の商品開発を行うベンチャー企業「Ciamo(シアモ)」を立ち上げた。光合成細菌とは、私達の身の回りにごく当たり前に存在している細菌類の一種。これを一定の方法で培養・希釈して、野菜や果樹、養殖している魚などに与えると成長を促進させることができるという。

大学4年生の頃に光合成細菌の研究を始めた古賀さんは、出身地の名物・球磨焼酎の製造過程で出るかすに目をつけた。熊本県球磨地方では、毎年2万4000トンの焼酎かすを家畜の飼料にリサイクル処理しているが、この処理費用が長年地元の業者を悩ませてきた。リサイクル処理するには毎年4億円ほどの費用がかかる。

90%以上が水分で構成されている焼酎かすの処理にこれほどの費用をかけることはコストが大きく、家畜の飼料にしか使えないのはもったいないと古賀さんは考えていた。そこで思いついたのが光合成細菌と焼酎かすを結びつけること。焼酎かすには、光合成細菌が好む栄養と水分が豊富に含まれているからだ。

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