【多拠点生活者の目線-佐々木俊尚】機動力の確保が移動のポイント

拠点間の移動は、リュックサックを使用する

東京・長野・福井の3拠点生活を続けているという話をすると、「移動のときの荷物はどうしてるんですか?」と聞かれることがある。

私はリュックサック派だ。移動生活の運搬はスーツケース派とリュックサック派に分かれるように思う。私はスーツやワイシャツなど皺になると困るようなものは持ち運ばないのに加え、長年登山をしていて重いテントやシュラフ(寝袋)を担ぐのには慣れており、20キログラム程度の重さなら背負ってもあまり苦にならないということもある。

機能性の高い構造が便利な製品を使おう

使っているザックは、登山でも有名なオスプレーという米国ブランドの「ファーポイント」だ。これの55リットルというけっこうな大きさのものを愛用している。外観は登山用ザックと似ているが、スーツケースのように横開きフルオープンになる構造で、荷物を収納しやすい。

加えて大きな特徴として、ファスナー着脱式のデイパックを外側に取り付けることができるということがある。このデイパックにはノートパソコンのスリーブも内蔵されている。必要があれば、デイパックだけを取り外して単体で背中に背負えるというギミック。

これは長期の海外旅行の時にも非常に便利で、本体はホテルに置いておき、デイパックだけで日中外出するという使い方ができる。

多拠点生活の移動は機動力を重視する
私は3拠点に衣類や日用品をそれぞれ揃えており、移動時に着替えや洗面具などを持ち運ぶ必要はない。ではなぜこのような大きなザックを拠点間移動に使っているのかというと、実は生鮮食料品のためなのだ。

多拠点生活には、「冷蔵庫の余り物をどうするか」問題が常についてまわる。移動日がやってくるまでになるべく食べ切るよう努力するが、それでも余ってしまったものはすべて運ぶことにしている。肉や魚は冷凍してしまい、チーズやハムなどと一緒にソフトタイプの小型クーラーバッグに収納する。クーラーバッグのシェルに保冷剤が一体化されている製品をアマゾンで見つけて購入し、愛用している。

そして野菜はエコバッグなどに詰める。これらすべてを背負おうとすると、小型のザックではまず入らない。最低でも40リットルぐらいの容量は必要になってくる。

両手が自由であれば、背負っている荷物が重くてもあまり気にならないし、それほど疲れない。広大な空港や鉄道駅をスーツケースを引っ張って歩くことを考えれば、リュックサックのほうが格段に楽だ。そして、飛行機の遅延や災害、事件などの予期せぬトラブルが起きたときも、身体の機動力が確保できるというメリットは大きい。だからいつも、大型ザックで移動し続けるのだ。

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