樹齢600年の梅園のまつり。移住者が地元を知る機会とは?

オカダタクヤ


ローカルジャーナリスト

地をはうような幹から無数の枝が伸び、白く小さな梅の花が咲いている—そんな、不思議な梅が咲き誇っているのが、宮崎県新富町の「座論梅」です。

筆者が2017年5月に移住した人口1万6000人の町にある、国指定の特別天然記念物です。

梅の見頃を迎え、「梅まつり」が開催されるとあって参加してみました。

国指定の特別天然記念物「座論梅」

まず座論梅について。各地に神話が残る宮崎県らしく、この梅もいろいろないわれがある梅なのだそう。

一説には、神武天皇が地面に突き立てた梅の枝が伸び成長したという説もあります。現在の梅園には、80株ほどの梅が見られるわけですが、もともとは1株で、幹が四方に伸びながら、地面をくぐって新芽を出すことで、ここまで増えたのだといいます。

梅園として300年以上い前から楽しまれてきた場所で、まさに地元に根ざした場所らしい。

「梅まつり」で数百人が参加

会場には紅白の幕が下がる特設ステージが準備されている

2月11日は、おおよそ8分咲きとなっている座論梅を見ながら、催し物が開催される「梅まつり」が実施され、数百人が訪れたそうです。

特設ステージでは、新富町に伝わる神楽が披露されたり、地元の方々による出し物が続きます。

座論梅の写真をとっていると、見物人のおひとりが話しかけてくださいました。

これは、8分咲きくらい。今年はキレイに咲いたのでうれしいです。若い人もこうして来てくれるので。

ただの梅でしょうと言われるんですが、この姿をみると驚く人が多いんです。うちの自慢ですね。

聞けば、昨年は咲きがいまいちだったのだとか。今年は一転、すでに見頃を迎えてうれしそうに語ってくれました。

祭は地元を知る機会

梅まつりには、子どもからお年寄りまでが参加し、聞いてみると町外からの参加も多かったそうです。先ほどの方に、「このお祭りは何回目なんですか」と聞いてみると

何年もやっているけど、何年かなぁ。もう50回は超えてるんじゃないですか

と笑います。

会場の他の方にも聞いてみましたが、「ながくやっている」以外の回答は得られずじまい。それだけ長く続いていることも驚きますし、それが季節の風物詩として定着していることがわかります。

会場にいると、子どもたちも話しかけてくれ、なんだかこの町の人柄を知る機会になったように思います。

「移住者が地域に入り込むにはどうすれば良いのか」という問いかけを聞いたりもしますが、「入り込む」という姿勢も必要なのかもしれませんが、受け入れる地域の側の扉が開いているかどうかも重要な要素だと思います。

だからこそ、地域の人たちが集う祭などの場は、何気ない会話の中などで、どんな感じで交流ができるかな、コミュニケーションができるかなということを、体験するのにうってつけの場かもしれません。

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