57歳で若手。福井県の伝統工芸「越前漆器」を未来に残すためにできること

オカダタクヤ


ローカルメディア運営

蒔絵職人の森田さん。その道40年のベテラン。

福井県はものづくり王国です。

特に丹南地区は、半径10キロ以内に越前漆器、越前和紙、越前打刃物、越前焼、越前箪笥の5つの伝統工芸が近接するという全国でも珍しい地域として知られています。

父親は蒔絵師。57歳で「若手」

伝統工芸の中でも、1500年という非常に長い歴史をもっているのが越前漆器です。

蒔絵師の職人を父にもち、福井県の伝統工芸のPRを行っているのが、森田裕士さん。

「このままでは、大好きな伝統工芸が消えてしまうんです」と危機感を語ります。

伝統工芸は、全国的に課題に直面しています。売れない、後継者がいないなど、共通する課題も多くあります。

私の父は、57歳で2番目に若い蒔絵師です。このままでは、次の代に引き継がれないかもしれないのです。

一歩目は、「知ってもらうこと」

東京のイベントでPRする森田さん

ひとつの選択肢として、森田さん自身が職人になるという道もあります。

しかし森田さんはより大きな課題にチャレンジしようとしています。

もっとも大きな課題は「知られていないこと」だと考えています。

誰がどういう思いで作っているのかが分からなければ、伝統工芸品は昔からあるただの「モノ」です。

しかし、職人の姿や思いを知ることで、物語と共に、工芸品を手にとることができるはずです。

世界中の人に職人の姿を伝えたい

実際に現場を訪れ、話を聞く。森田さんは情報発信も行っている。

そこで森田さんは、福井県の伝統工芸を動画を使ってPRしようと考えました。

様々な職人の元を訪れ、ものづくりの姿や思いを伝えようとしています。

映像は言葉がわからなくても伝わります。インターネットで世界中に届けることもできます。

「福井の職人はすごい」と思っていただいて、実際に足を運んでほしいですね。

映像制作費の一部をクラウドファンディングで募集中。

残り期間が僅かとなっていますが、「この過程が、職人の姿を伝えるチャンスになれば」と意気込みます。