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目指せワイン日本一の町!北海道池田町で地域ビジネス創出講座

目指せワイン日本一の町!北海道池田町で地域ビジネス創出講座

    CATEGORY: AREA:北海道

農業振興としてのブドウ栽培の始まり

ワイン城の案内約は、宮澤嘉裕さんです。ワイン醸造所ではありますが、町営の施設であるので、宮澤さんも町の職員にあたります。

なぜ北海道の中でも特に寒冷地となっている十勝平野でワインが作られることになったのかというと、約50年前に生じた自然災害が原因だったといいます。

地震と冷害が続いたことで町の主要産業である農業が大打撃を受けました。そこで自生していた山ブドウに目をつけ、農業振興のためにブドウ作りが始まりました。

ブドウの品種改良や、醸造方法の確立などが功を奏し、今ではワインで年間約8億円を売り上げているといいます。

シャンパンと同じ製法で作られるスパークリングワイン

シャンパンといえば、フランス産の高級スパークリングワインとして知られています。このシャンパンと同じ製法で、日本で初めてスパークリングワインをつくったのが、池田町です。

こだわりは、瓶内二次発酵という製法。

手間ひまかけて、トータル3年ほどの時間をかけて作られるスパークリングワインです。

寒冷地ならではの、酸味の強いブドウを用いた酸味の強いワインに仕上がっています。置いて時間が経つとマイルドな味になっていくので、ずっと大事にとっている方もいらっしゃいます。

池田町の大通りを散策

続いて向かったのは、池田町の大通り。

かつて町の中心であった通りは、シャッター街となっており、今回の講座の目的のひとつは、この大通りを活性化する方法の模索でもあります。

企画を行った今井さんは

実はここが本番だと思っています。昔の様子を思い出したりしながら、何かを発見したい

と思いを語ります。

リノベーションも行われている

地域おこし協力と連携しボルダリング施設を整備中

大通りは、お店がなくなっていく一方で、地域おこし協力隊と連携し、ボルダリングができる施設など、新しい施設もうまれています。

個別の動向に目を向けることも大事ですが、それ以上に町全体の人の流れを考えていくことが重要だといえるでしょう。