3000本の竹で打ち合う伝統行事、秋田・六郷のカマクラ

重要無形民俗文化財数、日本一

文化庁は、重要無形民俗文化財として290件の文化財を指定している(平成27年9月1日時点)。都道府県で見た時に最も多いのが、秋田県の17件だ。

その中の一つに、「六郷のカマクラ」という伝統行事がある。

700年以上続く伝統行事、秋田・六郷のカマクラ

秋田県の南部に位置する、美郷(みさと)町。「名水百選」に選ばれた「六郷湧水群」を誇る、自然豊かな地域です。

そこで、700年以上続く伝統行事が「六郷のカマクラ」です。

この行事は、毎年2月11日から2月15日までの4日間で行われます。

□2月11日:天筆書初め・蔵開き
□2月12日:天筆掲揚
□2月13日頃~:鳥追い行事
□2月15日夜:竹うち・天筆焼き

京都御所で行われていた正月の火祭“左義長(さぎちょう)”の吉書焼きの遺風をうつしたものであり、鎌倉初期に二階堂氏が六郷の地頭となり、鎌倉幕府の“吉書初め”の行事をもたらしたものといわれています。

□出典:秋田県美郷町

豊作を祈願するお祭りとして、伝承され続ける小正月行事です。

3000本の竹で打ち合う「竹うち」

「六郷のカマクラ」の最終日の夜に行われるのが、「竹うち」です。

六郷地区の住民が北軍と南軍に分かれて、竹を使って容赦のない本気の打ち合いを行います。

映像を見て分かる通り、ほとんどの人が安全のためヘルメットをかぶっています。それほど、本気の打ち合いになるのです。

途中で竹が折れるため、一人が複数の竹を用いて打ち合います。この夜に使われる竹は、3000本にもなるそうです。

「竹うち」は豊作を占うもの

この修羅場は、単なる打ち合いではありません。

この結果によって、今年の豊作を占っています。北軍が勝てば豊作になり、南軍が勝てば米価が上がると言われています。

米どころ・秋田ならではの伝統行事。気になった方は、是非チェックしてみてください。

行事概要

□日程:毎年2月11日〜2月15日
□会場:秋田県仙北郡美郷町六郷字本道町115
□電話:0187-84-4040
※六郷カマクラ保存会事務局(美郷町学友館)

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