秋田に残る伝統保存食「干し餅」

保存食は、先人たちの知恵

豊かな自然と四季の影響を受け、日本では様々な保存食が生まれてきた。その中でも、雪が多く寒い地方では、独自の保存食が生まれ、今も受け継がれている。

干し餅(ほしもち)も、そんな伝統食の1つだ。

秋田に残る伝統保存食「干し餅」

干し餅は、東北地方から信越地方に昔から伝わる保存食だ。

秋田出身の私にとっては非常に馴染み深い食品で、小さい頃から「おやつ」として食べている。

冷めた餅を適当なサイズに切って藁で編み、水分を含ませて凍らせた後、冬の寒い環境で約1ヶ月ほど乾燥させてつくる。

サクサクした歯ごたえと、素材の優しい甘みが感じられる、どこか懐かしい味だ。

震災で再評価された保存食

私の故郷である秋田県横手市雄物川町には、今でも、干し餅を後世に受け継ごうとする地域の保存会がある。

干し餅作りの環境に適しており、明治初期から変わらぬ工程で作り続けている。焼いたり、油で揚げたりと、簡単に調理できる保存食として東日本大震災の際に再評価された。

□出典:毎日新聞

主に地域のスーパーで販売される、干し餅。

地域の人に届けると共に、地域を訪れた外の人にも、是非その魅力を伝えていってほしい。

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